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2024年10月9日(水)21:44
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目次
・ホロスコープとは?・ホロスコープで何が分かる?
・西洋占星術とホロスコープの関係は?
・ホロスコープにはどんな種類がある?
・ホロスコープのネイタルチャートとは?
・ホロスコープのコンポジットチャートとは?
・ホロスコープのシナストリーチャートとは?
・ホロスコープのトランジットチャートとは?
・ホロスコープのプログレスチャートとは?
・ホロスコープを構成する要素とは?
・ホロスコープの惑星とは?
・ホロスコープのサインとは?
・ホロスコープのハウスとは?
・ホロスコープのサインの分類とは?
・ホロスコープのポラリティとは?
・ホロスコープのクオリティとは?
・ホロスコープのエレメントとは?
・ホロスコープのルーラー(支配星)とは?
・ホロスコープの二重円とは?
・ホロスコープのアスペクトとは?
・ホロスコープのアスペクトにはどんな種類がある?
・ホロスコープのオーブとは?
・ホロスコープはどんな構造になっている?
・ホロスコープのアングルとは?
・ホロスコープのカスプとは?
ホロスコープとは?
ホロスコープとは、10の惑星、12星座(サイン)、12のハウスで構成される地球を中心として天体を配置した図(チャート)のことをいいます。この3つの要素を様々なロジックで組み合わせて、その人の性格や運命を占います。
ホロスコープは円で表され、円の外周部に12星座、内周部にハウスが記載されています。その中に、鑑定に必要なタイミングの星の配置を記します。
星は常に移動しているため、誕生日が同じ人でも出生時間や出生場所が違えば、星の位置が異なり、鑑定結果も違うものになります。
ホロスコープの起源は4000年前の古代バビロニアであるとされています。当時その地域では、太陽・月・星を神として崇拝する文化があり、 その文化が古代ギリシアの数学や幾何学と結びつき、ホロスコープが誕生しました。その後、ホロスコープに関する多くの本が書かれましたが、天文学者のプトレマイオスが著した 「テトラビブロス」は後世の占星術に影響を及ぼしました。現代においても、心理学者・統計学者であるゴークラン夫妻による統計研究では、天体の運行と人間の行動心理には関係があると述べています。
古代から現代に至るまで、多くの哲学者や天文学者によって研究され、体系化されてきたのがホロスコープなのです。
ホロスコープで何がわかる?
1.自分の本質
2.生まれ持った才能
3.自分に向いている仕事
4.恋愛観や結婚のタイミング
5.気になる相手との相性
6.今後の運勢
ホロスコープからは、その人が生まれ持った性格や運命を読み解きます。特に上記の6つの項目はしっかり鑑定することができます。
ホロスコープは生年月日だけでなく、出生時間や出生場所にも基づいて作成するため、その人のことをより詳細に鑑定できます。そのため、一般的な星座占いなどよりも詳しく、ひとりひとりにフォーカスした占いができるのです。
西洋占星術とホロスコープは
どんな関係?
西洋占星術とは、太陽系の惑星、太陽、月と12星座にもとづいて個人の運命や運勢、性格や相性などを占う占術の体系です。 一方で、ホロスコープとは西洋占星術で占う際に必須となる、惑星の配置を行った天体図の総称です。
つまり、「西洋占星術」というときは基本的にはホロスコープを使用する占星術のことを指し、 「ホロスコープで占う」という場合は「西洋占星術の体系で占う」という意味になります。
ホロスコープにはどんな種類がある?
ホロスコープには、大きく分けて5種類の異なるチャート(図)を用いる占いがあります。 それぞれネイタルチャート(出生図)、コンポジットチャート、シナストリーチャート、トランジットチャート(経過図)、プログレスチャート(進行図)、という名称で呼ばれ、配置される位置関係や占いにおけるチャートの用途が異なります。
ホロスコープのネイタルチャートとは?
ネイタルチャートとは、出生時の星の位置を示した図です。ネイタルチャートはホロスコープを元にする西洋占星術において重要なものです。
ネイタルチャートを読み解けば、その人が生まれ持った性格や才能、人生の中で築く人間関係の傾向、恋愛傾向、家族との関係性、仕事、人生で経験する出来事、無意識下での考えや行動までもが詳細にわかります。
ネイタルチャートを作成するには、あなたの生年月日、生まれた時間、生まれた場所という3つの情報を使用します。
ホロスコープのコンポジットチャートとは?
コンポジットチャートとは、2人のネイタルチャートを融合させて作成する図です。2人のチャートを1つに合わせることから、 2人の関係が親密な関係になったとき、2人が一体となったときにどのような関係を築くのか、どのような相性になるのかといったことを知ることができます。
結婚を見据えたカップルの相性、夫婦の相性、ビジネスパートナーの相性なを見る際にはコンポジットチャートを使用します。
ホロスコープのシナストリーチャートとは?
シナストリーチャートとは、2人のネイタルチャートを重ね合わせた図です。2人の持つ個性がどのように影響し合っているのか、 2人の関係性の課題やこれからの可能性を見ていく際に使用します。
自分から見た相性を見るため、チャートの外周部に自分の天体の配置、内周部に相手の天体の配置を記載します。 自分の出生図をベースに相手を重ねることで相手が自分のどんなところに影響を与えているのかをわかりやすくします。
ホロスコープのトランジットチャートとは?
トランジットチャートとは経過図とも呼ばれるチャートで、占いたい特定の日時や現在の日時と場所に対応する星の位置を配置したホロスコープです。
トランジットチャートとネイタルチャートを重ね合わせることで、未来の運勢について占うことができます。イメージとしては自分自身と、 占いたい日時との相性占いを行うようなもので、その日の運勢やどんなことが起こるか、あるいは何をすべきかといったことが明らかになります。
ホロスコープのプログレスチャートとは?
プログレスチャートは進行図とも呼ばれるチャートで、未来の運勢を占うホロスコープです。 このチャートで作成されるホロスコープはネイタルチャートを基にして計算される、仮想のホロスコープとなります。
プログレスチャートでは主に1日1年法、1度1年法の2つがありますが、一般的には1日1年法を使用します。 これは、生まれてから1日後の配置を1年後の星の配置に見立てるというもので、たとえば15年後の運勢を占う場合は生まれてから15日後のホロスコープを作成します。
プログレスチャートは年間の大まかな運勢を見るのに適しているため、より細かく運勢を見るにはプログレスチャートとトランジットチャートを組み合わせるといった方法がとられます。 その人の生まれた時の星を年齢ごとに進行させたものです。プログレスチャートを見ることで今後の運勢や転機日がわかります。
ホロスコープを構成する要素とは?
ホロスコープを構成している要素は、主に惑星(天体)、サイン(星座)、ハウス(室または宮)の3つです。これらの要素は独立しているわけではなく、 各々の位置関係や支配関係といった複合的な要素によって相互に影響し合うことで、その人の複雑な運命を表しています。
この3要素の配置やそれぞれの相互作用を一つ一つ分析し、解釈することによって人生を取り巻く運命、2人の間にある相性や、 人生の中で訪れる重要な転機の具体的な内容や時期といったことが明らかになります。
ホロスコープの惑星とは?
ホロスコープの惑星とは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10惑星のことです。 それぞれの惑星はその人を特徴づける本質や活動のエネルギー、社会における役割など、惑星によって異なる性質や機能を表しています。
なお、ホロスコープは天動説に基づいて生まれたため、現在は惑星の定義に当てはまらない 太陽、月、冥王星についても、天動説における惑星と見なして配置します。
10惑星が表す性質や意味は以下のとおりです。名前の左のマークは実際にホロスコープで配置する際に使用される記号になります。
太陽
太陽は活力とエネルギーを象徴する惑星です。その人の生まれ持った性格や才能を表します。
月
ホロスコープにおける月は、あなたの内面や感情を映し出す鏡のようなものです。月はあなたの心の奥底、誰も知らないあなたの本当の姿を表します。
生まれた時に月が位置していた星座を「月星座」といいます。月星座は、あなたの感情の表現の仕方、心の安定の仕方、そして心の奥底にあるニーズを示します。
水星
水星は、コミュニケーション、知性、そして情報処理 を司る天体です。私たちの思考パターン、学習能力、そして人との繋がり方を表しています。
生まれた時に水星が位置していた星座を「水星星座」といいます。水星星座は、あなたのコミュニケーションスタイル、学習方法、そして思考パターンを示します。
金星
金星は、愛、美、調和 を司る天体です。あなたの心の奥底にある、何を大切にし、どのように愛を表現したいかといった恋愛傾向を表しています。
生まれた時に金星が位置していた星座を「金星星座」といいます。金星星座は、あなたの恋愛観、美的センス、そして価値観を示します。
火星
火星は、あなたの行動力、情熱、そして目標達成への意欲 を表します。
生まれた時に火星が位置していた星座を「火星星座」といいます。火星星座は、あなたの行動パターン、エネルギーの出し方、そして目標の達成方法を示します。
木星
ホロスコープにおける木星は、拡大と発展 を司る天体です。まるで人生の道しるべのような存在で、幸運やチャンス を運んでくれるとされています。
生まれた時に木星が位置していた星座を「木星星座」といいます。木星星座は、あなたが幸運を掴む方法、そして人生において最も成長できる分野を示します。
土星
ホロスコープにおける土星は、制限、責任、そして現実 を司る天体です。人生の課題や試練を示し、私たちが成長するために必要な経験をもたらします。一見厳しく思えるかもしれませんが、土星は私たちがより強固な基盤を築き、安定した人生を送るためのサポートをしてくれる存在でもあります。
生まれた時に土星が位置していた星座を「土星星座」といいます。土星星座は、あなたが人生で最も努力しなければならない分野、そして最も大きな成長を遂げる可能性のある分野を示します。
天王星
ホロスコープにおける天王星は、革新、独自性、そして自由を象徴する天体です。
生まれた時に天王星が位置していた星座を「天王星星座」といいます。天王星星座は、あなたがどのようにして個性を表現し、変化に対応するかを示します。
海王星
ホロスコープにおける海王星は、夢、理想、そしてスピリチュアルな世界を象徴する天体です。また、海王星は深い癒しをもたらす力を持っています。心の傷を癒したり、他者を思いやる気持ち、慈悲深い心を象徴します。
生まれた時に海王星が位置していた星座を「海王星星座」といいます。海王星星座は、あなたがどのようにして夢を追いかけ、スピリチュアルな世界と繋がるかを示します。
冥王星
ホロスコープにおいて、冥王星は破壊と再生、深層心理、変革を司る非常に強力な天体です。他の天体とは異なり、その影響は個人というよりも、世代や社会全体の大きな流れに深く関わっていることが多いのが特徴です。
ホロスコープのサインとは?
ホロスコープのサインとは、12星座のことです。
ホロスコープの中で、天体が位置している場所を示すために使われます。
サインの意味と特徴
牡羊座
牡牛座
牡牛座のポラリティは女性宮、クオリティは不動宮で、エレメントは地、支配星は金星です。牡牛座は、安定感、五感、物質的な豊かさを象徴する、地に足のついたサインです。
双子座
双子座のポラリティは男性宮、クオリティは柔軟宮で、エレメントは風、支配星は水星です。双子座は、知的好奇心、コミュニケーション能力、多才さを象徴する、まさに情報と変化を愛するサインです。
蟹座
蟹座のポラリティは女性宮、クオリティは活動宮で、エレメントは水、支配星は月です。受容的な性質を持っています。蟹座は、家族や大切な人を守り、温かい家庭を築こうとします。
獅子座
獅子座のポラリティは男性宮、クオリティは不動宮で、エレメントは火、支配星は太陽です。獅子座は自信に満ち溢れ、創造性豊かで、リーダーシップを発揮する、まさに太陽のような存在です。
乙女座
乙女座のポラリティは女性宮、クオリティは柔軟宮で、エレメントは地、支配星は水星です。乙女座は分析力が高く、完璧を求める、まさに完璧主義者のような存在となっています。また奉仕の精神も持ち合わせています。
天秤座
天秤座のポラリティは男性宮、クオリティは活動宮で、エレメントは風、支配星は金星です。天秤座は調和を大切にし、人との関係性を築くのが得意で、美意識の高い、まさにバランス感覚に優れたサインとなっています。
蠍座
蠍座のポラリティは女性宮、クオリティは不動宮で、エレメントは水、支配星は冥王星です。蠍座は人を見る目があり、細かなしぐさなどに良く気が付きます。また、情熱的で、神秘的な魅力を持つサインです。
射手座
射手座のポラリティは男性宮、クオリティは柔軟宮で、エレメントは火、支配星は木星です。射手座は探究心旺盛で楽観的、そして自由を愛する、まさに冒険家のような存在です。
山羊座
山羊座のポラリティは女性宮、クオリティは活動宮で、エレメントは地、支配星は土星です。山羊座は責任感があり、忍耐強く、伝統を重んじる、まさに社会の柱のような存在です。
水瓶座
水瓶座のポラリティは男性宮、クオリティは不動宮で、エレメントは風、支配星は天王星です。水瓶座は既存の価値観を打ち破り、新しい時代を切り開きます。
魚座
魚座のポラリティは女性宮、クオリティは柔軟宮で、エレメントは水、支配星は海王星です。魚座は直感力に優れ、共感力が高く、スピリチュアルな世界に深く関心を抱く、まさに神秘的な魅力を持つサインです。
ホロスコープのハウスとは?
ハウスとは、ホロスコープの円を12の部屋に分割したものです。上昇点(アセンダント)と呼ばれる東の地平線の位置(ホロスコープ図の左端)から反時計回りに第1ハウス、 第2ハウス…と分割され、第12ハウスで一周するようになっています。各ハウスはそれぞれの位置によって、人生における人生の中の特定の状況や人間関係などを象徴しており、 天体や星座がどのハウスに位置しているかによって、状況や場面に応じた運勢・運命を鑑定することができます。
ハウスの意味とその特徴
第1ハウス
第1ハウスは、あなたが社会に対してどのように自己表現をするのか、そして周囲の人々にどのような印象を与えるのかを示す、いわば「社会におけるあなたの顔」です。 このハウスに位置する天体は、学校・職場・友人関係など、様々な場であなたがどのように振る舞うのか、そしてどのような人間関係を築きやすいのかを表します。
第2ハウス
第2ハウスは、人生における価値観を象徴する場所です。 このハウスに位置する天体は、お金、物質的な所有物、才能、スキルなど、その人が人生において何を重要視し、何を求めているのかを示します。それだけでなく、これらの価値観に基づいて、どのようにお金を稼ぎ、どのように資産を築き上げていくのか、ということも教えてくれます。
第3ハウス
第3ハウスは、私たちの知的好奇心や学びのスタイル、そして周りの人々とのコミュニケーションの仕方を映し出す鏡のようなものです。 ここに位置する天体は、私たちがどのように情報を集め、理解し、そしてそれを活かしていくのかを示しています。
第4ハウス
第4ハウスは、家族や自宅、そして心の根底にある価値観など、私たちを形作る基盤となるものを表しています。このハウスを見ることで、家庭環境が私たちに与えた影響や、将来どのような家庭を築きたいのかを知ることができます。
第5ハウス
第5ハウスは、自己表現と創造性を表す場所です。このハウスを見ることで、どのようなことに情熱を注ぎ、どんな形で自己表現をしているのかを知ることができます。恋愛感情はもちろん、趣味や芸術活動、そして子どもとの関係性も、このハウスが教えてくれる大切なヒントです。
第6ハウス
第6ハウスは、個人の適職を示す重要な手がかりとなるハウスです。 このハウスを見ることで、どのような仕事で能力を発揮できるのか、どのような働き方が自分に合っているのかを知ることができます。また、健康管理や生活習慣についてもこのハウスから読み解きます。
第7ハウス
第7ハウスは、誰かと深く関わることで、自分自身を深く知っていくための場所です。恋人、配偶者、親友など、人生を共にするパートナーとの関係性や、ビジネスパートナーとの協力関係など、様々な人間関係がこのハウスに表れます。
第8ハウス
第8ハウスは、誰かと最も深くつながる経験を表す場所です。単なる肉体関係だけでなく、精神的な結びつきを持つ相手との関係がこのハウスからわかります。
第9ハウス
第9ハウスは、精神的な成長を表します。旅行や留学、哲学や宗教、異文化への興味など、自分自身を成長させるためにどのような学びや経験をするのかがこのハウスでわかります。
第10ハウス
第10ハウスは、社会の中でどのような役割を果たし、どんな実績を築きたいのかを示す場所です。 キャリア、社会的地位、そして人生の目標など、社会の中でどのように生きていきたいのかがこのハウスに表れます。
第11ハウス
第11ハウスからは友人、仲間、コミュニティなど、所属するグループや組織とのつながりを見ることができます。どのような人たちと繋がりたいのか、そしてどんなグループで活躍したいのかを読み解くことができます。
第12ハウス
第12ハウスは、本人が自覚していない力や心の奥底に隠れている気持ちなど潜在意識を表します。なぜ自分がこのような行動をとってしまうのか、そしてどのようなことに悩んでいるのかを解決するヒントになります。
ホロスコープのサインの分類とは?
ホロスコープにおける12のサインには、性質に応じてポラリティ、クオリティ、エレメント、ルーラー(支配星)という分類があります。
それぞれのサインが属している区分からはその人がどのような要素を多く持っているかが読み取れるため、その人の生まれ持った性格を詳しく鑑定することができます。
ホロスコープのポラリティとは?
ホロスコープの12サインにおけるポラリティとは、サインの順番を奇数と偶数のもので二つに分ける方式です。
奇数は男性的、偶数は女性的などの対立する要素を象徴しています。
◆奇数(男性)サイン…牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座
奇数は「男性サイン」とも呼ばれ、外に向かっていく意志を表すグループです。変化を好み、一つのところに留まることよりも外へ飛び出したり、広がっていくことをよしとします。
◆偶数(女性)サイン…牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座
偶数は「女性サイン」とも呼ばれ、奇数サインと対照的に内へ向かっていく意志を表します。落ち着いた状況や動かないこと、安定を好みます。
ホロスコープのクオリティとは?
ホロスコープの12サインにおけるクオリティとは、そのサインの活動の性質を示すグループです。
活動宮、不動宮、柔軟宮の三種類に分類されます。
◆活動宮…牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座
活動宮(Cardinal Sign)は、物事を始める性質を持ったサインのグループです。何かを始めるとっかかりとしてはたらきますが、それを維持する仕事は他のサインに譲るグループです。
◆不動宮…牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座
不動宮(Fixed Sign)は、物事を維持する性質を持ったサインのグループです。芸術活動などにおいて一つの作品を仕上げるといったことにも、このサインのはたらきが関係してきます。
◆柔軟宮…双子座、乙女座、射手座、魚座
柔軟宮(Mutable Sign)は、目まぐるしく変化する性質を持ったサインのグループです。
活動宮とも不動宮とも異なる性質を持っています。
ホロスコープのエレメントとは?
ホロスコープのエレメントとは、「火、風、水、地」という四つの元素にサインを当てはめたものです。
各サインが属している元素によって、その人の意識や精神性が表されています。
◆火…牡羊座、獅子座、射手座
火の元素に属するサインは、精神的・創造的な活力を表しています。
燃え盛る火が天に向かって伸びるように、火のエレメントに属するサインは強い向上心の象徴です。
◆風…双子座、天秤座、水瓶座
風の元素に属するサインは、知識や知性、理念的な理解力を表しています。また、風が様々なところに吹き渡るように、得た知識や理解したものを拡散していくはたらきがあります。
◆水…蟹座、蠍座、魚座
水の元素に属するサインは、情愛・感情を象徴しています。水の性質として、混じり合ったりくっついたりするという特徴があります。
また、水はそのままでは流れていってしまうため、入れるための器が必要になります。そのため、器となる地の元素とセットで見る必要があります。
◆地…牡牛座、乙女座、山羊座
地の元素に属するサインは、感覚的な実用性や安定、堅実さを表しています。
水を入れる器のように、何かを固定する作用があります。そのため、伸びたり広がったりしようとする「火」や「風」よりも、そのままでは形を保てない「水」との相性が良くなります。
ホロスコープのルーラー(支配星)とは?
ホロスコープのルーラー(支配星)とは、各サインを支配する天体です。ホロスコープが誕生した時代から知られていた太陽などの7つの天体のほか、天王星などの新しく発見された3天体を加えた、10の天体が支配星となっています。
12のサインに対して10の天体を支配星として配置するため、天体の数が足りないぶんを補って水星と金星が二つのサインのルーラーとして配置されています。
◆太陽…獅子座
◆月…蟹座
◆水星…双子座、乙女座
◆金星…牡牛座、天秤座
◆火星…牡羊座
◆木星…射手座
◆土星…山羊座
◆天王星…水瓶座
◆海王星…魚座
◆冥王星…蠍座
ホロスコープの二重円とは?
ホロスコープの二重円とは、ホロスコープで使用する様々なチャートを、占いたい内容に応じて2つ重ねたものです。2人のネイタルチャートを重ね合わせて作成するシナストリーチャートなどは、ホロスコープにおける二重円の代表的な例です。 シナストリーチャートのように2人のネイタルチャートを重ね合わせた場合は、相性占いなど2人の現在の関係性や、今後の関係がどうなるかといったことが占えます。
代表的な二重円の組み合わせは以下のとおりです。
◆ネイタルチャート同士の二重円
2人のネイタルチャートを重ね合わせた二重円は、2つのホロスコープが重なることで作り出されるアスペクトから、相性を占うことができます。
ネイタルチャート同士で作る二重円はシナストリーチャートという名前で呼ばれます。
◆ネイタルチャート×トランジットチャート
生まれを示すネイタルチャートと、現在の天体の運行を示すトランジットチャートを組み合わせた二重円では、そのネイタルチャートを持つ人の現在の運勢を占うことができます。
◆ネイタルチャート×プログレスチャート
生まれを示すネイタルチャートと、天体の進行を疑似的に表現したプログレスチャートを組み合わせた二重円では、そのネイタルチャートを持つ人の未来の運勢を占うことができます。
ホロスコープのアスペクトとは
ホロスコープにおけるアスペクトとは、配置された惑星同士をホロスコープの円の中心点で結んだ際に、内角が特定の角度になることです。
2つ以上の天体がアスペクトを作ることで、その天体同士は強力に作用しあうようになります。そしてその作用が行動のパターンなどとなって出てくるため、ホロスコープのアスペクトを見ることでこれから実際にどんなアクションを起こすかといった、今後の運勢や将来のことが占えます。
ホロスコープのアスペクトには
どんな種類がある?
代表的なアスペクト(メジャー・アスペクト)は0度、180度、120度、60度、90度、150度です。これらのアスペクトにはそれぞれに名前がついていて、異なる意味を持っています。
◆0度…コンジャンクション(合)
0度を形成するアスペクトはコンジャンクション(Conjunction)と呼ばれます。黄道上の同じ位置に重なり合うことから、日本語では「合」と呼ばれることもあります。
コンジャンクションは、このアスペクトを形成する天体の作用が混じり合うことになります。2つの天体のパワーが合体して作用するので、最も強力なアスペクトです。
◆180度…オポジション(衝)
180度を形成するアスペクトはオポジション(Opposition)と呼ばれます。
2つの天体が正反対に位置するオポジションの状態は、いわばステージに上がった演者と席に座っている観客のような関係。
観客に向かってパフォーマンスを繰り広げる演者のように、外に向かって何かを表現する作用が強まるアスペクトです。
◆120度…トライン
120度を形成するアスペクトはトライン(Trine)と呼ばれます。トラインは発展と幸運のアスペクトと呼ばれ、アスペクトの中でも特に調和的な性質を表しています。和を尊ぶ日本人にはまさに最適なアスペクトですが、そのぶん「安きに流れる」性質も持ち合わせていることにも注意しなければいけません。
◆90度…スクエア
90度を形成するアスペクトはスクエア(Square)と呼ばれます。このアスペクトはあまり性質の近くないサインの間で作られることが多いことから、何かを選択することや路線変更、転換といった意味を持ちます。
このアスペクトが現れる場合は、それまで持っていたものと引き換えに何か新しいものを手に入れる、次の段階に進むといったことが起こります。
◆60度…セクスタイル
60度を形成するアスペクトはセクスタイル(Sextile)と呼ばれます。このアスペクトは可能性と積極的な生産性を表しています。また、セクスタイルはトラインと性質が似ていますが、より創造的な作用を持っています。そのため、問題の解決などを表すアスペクトです。
◆150度…インコンジャンクト
150度を形成するアスペクトはインコンジャンクト(Inconjunct)と呼ばれます。このアスペクトは、性質の異なるもの同士を調整するという意味を持ちます。そのため、苦難を乗り越えて能力や資質を磨き上げる作用があります。
ホロスコープのオーブとは?
ホロスコープにおけるオーブとは、アスペクトが現れるときに基準となる角度からどのくらいずれていても良いかという誤差の許容範囲のことです。
ホロスコープの中に出てくる天体の配置は非常に細かく精密であるため、必ずしもピッタリと0度に重なったり90度を作ったりするわけではありません。そのためいくらか角度に誤差があってもそのアスペクトとして認められるように、各アスペクトにオーブの範囲が決められています。オーブの範囲は、アスペクトを作る組み合わせに太陽か月が入っているかどうかで変化します。
ただし、アスペクトを作る際はやはり誤差が少なければ少ないほど、そのアスペクトの作用が強く表れるようになります。
各アスペクトに定められているオーブの範囲は以下のとおりです。(括弧の中は誤差を含めた場合のアスペクトの角度です)
※オーブの範囲は占術家によって解釈が変わるため、下に示すものは目安となります。
◆コンジャンクション(0度)
太陽か月が入る場合…8度(0度~8度)
そうでない場合...6度(0度~6度)
◆オポジション(180度)
太陽か月が入る場合…8度(172度~188度)
そうでない場合...6度(174度~186度)
◆トライン(120度)
太陽か月が入る場合…8度(112度~128度)
そうでない場合...6度(114度~126度)
◆スクエア(90度)
太陽か月が入る場合…8度(82度~98度)
そうでない場合...6度(84度~96度)
◆セクスタイル(60度)
太陽か月が入る場合…6度(54度~66度)
そうでない場合...4度(56度~64度)
◆インコンジャンクト(150度)
どの場合でも3度(147度~153度)
ホロスコープは
どんな構造になっている?
ホロスコープは、太陽が地球の周りを周回する軌道である「黄道」を円形で表した構造になっています。 その外周には、円が一周する360度を12等分した30度ごとに12星座が割り振られています。この12星座が描かれた外周円は、地球の日周運動によって回転していきます。
ホロスコープは中心が地球を表し、中心を通って水平に横切る線が地平線を表しています。これに対して垂直方向に中心を通る線は天球の頂点と底を表す「天の子午線」となります。 そのため、地平線を境界としてホロスコープの上半分は天の頂点を、下半分は天の底を示しています。
地平線は常にホロスコープの円の中心を水平に通る線として固定されていますが、天の子午線は12ハウスの位置に応じて角度が変動していきます。
ホロスコープのアングルとは?
ホロスコープのアングルとは、地平線と天の子午線の交わってできる十字のことです。
アングルを構成する2本の線のそれぞれの両端はアセンダント、ディセンダント、MC、ICと呼ばれ、ホロスコープの中でも特に重要な意味合いを持つ位置として扱われます。
また、それぞれの点は第1、4、7、10ハウスのカスプと呼ばれる位置にあたります。
◆アセンダント(ASC)…地平線の東端(左端)
アセンダントは「上昇点」を意味し、その人の生まれもった資質や価値観を表す点であると考えられています。
第1ハウスのカスプに位置しています。
◆ディセンダント(DSC)…地平線の西端(右端)
ディセンダントは「下降点」を意味し、アセンダントとは対照的に他者を表します。特に自分と関係の深い人物を象徴していますが、それは時にパートナーであったり、時にライバルであったりします。
第7ハウスのカスプに位置しています。
◆MC(Medium Coeli)…天の子午線の上端
MC(メディウム・コエリー)とは「天の中間」を意味し、社会における目的や天職といったものを表します。
第10ハウスのカスプに位置しています。
◆IC(Imum Coeli)…天の子午線の下端
IC(イムム・コエリー)とは「天の底」を意味し、社会における自分の居場所や、先祖代々受け継いできた性質などの自分の帰属するものを表します。
第10ハウスのカスプに位置しています。
ホロスコープのカスプとは?
ホロスコープのカスプとは、12のハウスを形成する境界線のことです。アセンダントの位置を第1ハウスのカスプとしたうえで反時計回りにハウスが区分されていくため、 各ハウスの始まりのほうの境界線をカスプと見なします。
12ハウスの大きさは一定ではないため、各ハウス間のカスプの位置は流動的です。第1、第7ハウスのカスプはアセンダントとディセンダントに合わせてそれぞれ固定されているため変わりませんが、第4ハウスや第10ハウスのカスプは特に固定されていません。
そのため、MCとICの点の位置、子午線の角度はその人のホロスコープに応じて変動します。
特定のハウスのカスプに重なるように天体が位置する場合は、そのハウスと天体がお互いに強い影響を与えあいます。
ホロスコープで詳しく占うには?
ホロスコープで運勢や相性を占うには、この「詳解ホロスコープ」がオススメです。
ホロスコープはあなたが生まれた時に星から与えられた運命を教えてくれる、いわば人生の地図。
詳解ホロスコープではチャコとクォッカがあなたのホロスコープを丁寧に読み解き、あなたが星から授かった運命をお伝えします。
あなたの本質を明らかにする
ネイタルチャート
生まれた時の天体配置を表すネイタルチャートから、その人の性格や相性を精密に分析することができます。
あの人との恋現実を明らかにする
コンポジットチャート
シナストリーチャート
コンポジットチャートは2人の天体の位置を融合したもの。シナストリーチャートは2人の生まれた時の天体をそれぞれ配置したもの。
これらのチャートを用いて、恋愛や人間関係について明らかにしていきます。
あなたや2人の
「今」と「未来」を明らかにする
トランジットチャート
プログレスチャート
トランジットチャートは、現在の天体配置を表したもの。そしてプログレスチャートは、その人の生まれた時の天体を年齢ごとに進行させたもの。
それらを用いることで、今の運勢も今後の転機も・明らかになります。
監修者
チャコとクォッカの
星読み研究会
2014年に設立。「星読みをもっと身近に、もっと解りやすく」をモットーに発信と研究を行っている。インスタのフォロワー数は3.5万人。ブログは数万人に購読されている人気サイトとなっている。
もっと楽しい毎日に変えたい。そんなあなたに向けて、チャコとクォッカの星読み研究会では、ホロスコープを通じて星が教えてくれる「あなたに必要なメッセージ」を発信中。
・星を生活に活かして運気アップする方法
・何のために起きてるのか、今起きてることの意味を知る
・辛い今を抜け出すヒント
星読みへの深い理解と、丁寧で分かりやすい解説で、星を読むことや自分の運命を知る事の面白さを伝える活動を精力的に行っている。